イタリア旅行での両替と通貨

イタリアの通貨は?

通貨単位はユーロ。補助通貨はセント
硬貨の種類は 1,2 ユーロ
ユーロ硬貨

1、2、5、10、20、50ユーロセント

ユーロセント硬貨

セントはイタリア語ではチェンテージミと呼ばれます。但し、5ユーロ50セントの場合、「チンクエ・エウロ、チンクワンタ」(5ユーロ50)と言われるのが普通で、チェンテージミまでは発音されないことがほとんどです。

また、ブロンズ硬貨の1,2,5セントは、日本の5円、1円の感覚です。スーパーマーケットでは活躍しますが、レストラン、バール、小売店などではあまり利用されることがありません。

紙幣の種類=5、10、20、50、100、200、500ユーロ

一番高額な500ユーロ紙幣は、2018年までに廃止が決定されています。現在も、ほとんど一般の市場では流通していないので、旅行中にお目にかかることはないでしょう。
100ユーロ紙幣、200ユーロ紙幣も、一般市場ではあまり流通していません。 日本円をユーロに両替するときに、100ユーロ紙幣、200ユーロ紙幣で渡されることがあるかもしれません。 しかしながら、イタリアでは、おつりがないと言って100ユーロ、200ユーロ受け取りをを断れることがあります。
早めに使えるところで崩してしまうのが得策です。
多く出回っている紙幣は50ユーロまでです。

両替はどうする?

まずは日本で両替

イタリア到着後、初日にユーロが必要になることもあるかと思います。
個人で旅行される方は、空港からホテルまでの移動、ホテルでのチップ、夕食やお水の調達、等々。 やはり日本からユーロを持っていくのが便利です。

その上、両替率は、イタリアと日本では、日本の両替率のほうが有利なのです。
是非出発前に予め空港で両替をしておくとよいでしょう。

幾ら両替する?

沢山両替しても、使えきれず、日本に帰国した際にユーロから日本円に再両替をしなければなりません。そうするとまた両替の手数料が取られてしまい、二重に損をしてしまいます。
基本的にクレジットカードを利用する予定であれば、こまごましたものを現金で利用する目的で、一日1000~2000円を使う目安で両替しておけばよいと思います。

例えば:
  • タクシー(ほとんど現金払い)
  • チップ
  • 有料トイレ
  • 地下鉄やバスの切符
  • 小さなお買い物(コーヒー1杯、絵葉書、など少額の場合はお店でもクレジットカードは断れることもあります
です。

上記を目安に滞在日数を掛けて、とりあえずの両替金額を決めればよいでしょう。

現地での支払い方法

レストランやホテル、ショッピングなど多くの場所で利用できるクレジットカード。
現金を持ち歩かずに支払いが可能。万が一盗難があった際も、利用停止処理などが可能なので、海外旅行には本当に便利。
一枚は持参されることをお勧めします。
もちろん紛失・盗難に遭った際、現地からカード会社へ連絡する電話番号もメモしておく事を忘れずに!

イタリアでは、ほとんどの場所でクレジットカードが利用できます。
カードはVISA又はMASTERカードが主流です。JCB,AMEXは使えないところもありますので、VISA,MASTERのいずれかを持っていくと間違いないですね。

現地での両替の裏技!

さらに旅行中の支払いだけでなく、現金への両替もお勧めなのがこのクレジットカード。
まずはクレジットカードの裏面にPLUS,Cirrus等マークがあるかどうか確認して下さい。
このマークがあるカードであれば、海外で、PLUS,CIRRUSのステッカーが貼ってあるATMで、現地通貨(ユーロ)にてキャッシングが可能です。
殆どのATMにはこのPLUS,CIRRUSマークはついています。

キャッシングで両替?と聞くと、借金をするイメージであまり良くないように思いますが、とても便利。
まず、換算レートがとてもよい。(特に三井住友VISAカードのレートは良いようです)
両替所で両替するレートと比較にならないほどよいです。

そして、キャッシングをした利息は支払わなくてはなりませんが、現地の両替所の手数料よりお安く済みます。

注:キャッシングをした利息は日割りで計算されるので、旅行が終わり帰国をしたら、翌月の引き落としを待たずに、カード会社へ電話して繰上げ返済をしてしまうのがポイントです。
翌日の引き落としまで待っていると何千円もかかってしまいますが、数日ならば、数百円で済みます。
その他、ATM利用料として200円程度が掛りますが、これを考えてもやはりお得。

今の時代はFXで両替したものを現金化する、という高度な方法もありますが、 すでに手持ちのクレジットカードがあれば、新しく口座を作ったり、手続きする必要もなく、簡単にお得に両替できる点で、クレジットカードでのキャッシングは強い味方です。

ページの先頭へ