南イタリアのお勧めルートとお勧め都市を紹介

自分好みのコースを見つけよう!

南イタリアをどう回る?お勧め周遊ルートと都市を完全ガイド

2018-2019年に弊社手配旅行ご参加のお客様約100人に旅行アンケート調査を実施しましたところ、初めてのイタリア旅行をされた方に 「次に行ってみたい地域や都市はどこですか?」という質問に対し、アンケート結果は・・・

  • 1位 南イタリア
  • 2位 前回訪れて気に入った都市を再訪。
  • 3位 小さな都市。

でした。
はじめてのイタリアはミラノ・ベネチア・フィレンツェ・ローマのハイライト周遊が主ですが、次の憧れは「南イタリア♥」という方が多いようです。

それでは今回は南イタリアにスポットを当てて、周遊ルートの作り方のアドバイス、モデルコース、お勧めの都市をご紹介したいと思います。
南イタリアをどのように回ればよいか、というヒントになれば嬉しいです。

地理的に南イタリアとは?

イタリアは大きく「北イタリア」「中部イタリア」「南イタリア」に分けられます。
南イタリアは、ナポリのあるカンパニア州、バーリやアルベロベッロのあるプーリア州の他、モリーゼ州、バシリカータ州、そして2つの島、シチリア州とサルデニア州に当たります。

「あれ?ローマは南イタリアではないの?」と思う方がいるかもしれません。
イタリアを北と南に分けるのであれば、ローマは生活文化的にも南イタリアに分けられるのですが、基本的には中部イタリアに当たります。
それでもナポリから列車で1時間強と近いので、南イタリアと一緒に周遊する場合も良くあります。

南イタリア地図

南イタリアが魅力的な理由

みんながイメージする「イタリア」がここにあり!

みなさん、「イタリア」にはどんなイメージをお持ちですか?

  • 明るく陽気な人柄
  • 太陽がさんさんと輝く良い気候
  • パスタ、ピッツァ、トマト、オリーブオイル...

イタリアは地域によって、気候、食文化、人々の性格なども異なるので、実はこのイメージ通りのイタリアがすべての地域に当てはまるわけではありません。
ただ、南イタリアに行けば、みなさんの想像している「イタリア」が見つかります。

  • 明るく陽気な人柄で、人間味のある温かい人々。

    南イタリアには陽気な人が多いと言われています。冗談を言いながらお喋りをして過ごすのが好きな人々で、どちらかと言えば日本人に近い形式的な北イタリアの人々と違いを感じられるでしょう。
    旅行先でも、道を尋ねたら、行き先まで案内してくれたり、話しが弾んで、家まで招待されたり、などと言う人々の温かさに出会えることも。
    そんな触れ合い旅行の醍醐味を味わいたい方に、ホスピタリティ溢れる南イタリアはおすすめの土地です。

    南イタリアの人々

  • 太陽がさんさんと輝く良い気候

    イタリアは日本と比べると、全体的に雨が少なく気候が良い国ですが、場所によっては、冬の寒さが厳しかったり、冬は霧が多かったり、想像していたイタリアの気候とは異なる所もあります。
    その点、南イタリアは、通常6月から8月の夏の間はほとんど雨も降らず、冬も温暖でコートはいらないほど。気候にも恵まれています。
    その証拠に、夏には、たくさんの北イタリアの人々や外国人も南イタリアへバカンスへ訪れます。
    太陽の光が降り注ぐ、美しい地中海の土地をイメージされているのであれば、是非南イタリアへお越しください。

    南イタリアの気候

  • パスタやピッツァなど美味しいものがたくさん

    イタリアと言えばピッツァ。美味しいピッツァが食べられる本場は、南イタリアのナポリにあるのです。
    生地がふわふわで、美味しいトマトソースとモッツァレッラチーズが乗った本場のピッツァを食べれば、絶対誰もがピッツァのファンになってしまうはず。
    パスタはイタリア全国で食べられますが、乾燥パスタは南イタリアで多く消費されています。
    また、イタリアはトマトが美味しいと知られていますが、トマトソースが作られるサンマルツァーノ種のトマトや、パスタやサラダとして食べられるパキーノ種のトマトなども、全て南イタリア産。
    「食」で連想するイタリアも、全て南イタリアから来るものだという事がお分かりいただけたかと思います。

    南イタリアのパスタ
    南イタリア産のトマト

南イタリアを旅行すれば、みなさんの期待通りのイタリアを感じる事ができるのです!

ヨーロッパのリゾートも楽しめる

南イタリアは、その気候の良さからリゾート地も多くあります。
リゾート地というと、ハワイやバリ島などのようなリゾート地を想像しがちですが、ヨーロッパのリゾート地は少し雰囲気が異なります。
海と自然が広がるアジアのリゾートとは異なり、ヨーロッパのリゾートは、時にはこじんまりとしたビーチであったり、ホテルのインフィニティプールで楽しむ場合があったり、夕方は、旧市街の散策を楽しんだり、ハイセンスな雰囲気です。
南イタリアで有名なリゾート地と言えば、カプリ、アマルフィ海岸、シチリア島のタオルミーナ、サルデニア島のエメラルド海岸、などなど。
南イタリアでおしゃれなリゾート気分を味わう事が出来ます!

南イタリアでリゾート

南イタリアのビーチ

古代遺跡好きなら南イタリア

これはどこの遺跡でしょうか?

パエストゥムの遺跡

アテネのパルテノン神殿ではありません。
南イタリアのパエストゥムという町にある古代ギリシャ時代の神殿です。
パエストゥムの遺跡はあまり日本では知られていませんが、とても保存度が高い古代遺跡です。
このほかにも南イタリアにはギリシャ時代、ローマ時代の遺跡が数多くあります。
古代ギリシャの植民は、南イタリアとシチリア(そのほか北アフリカや黒海)に広がったので、南イタリアでは、貴重な古代ギリシャの遺跡を数々見る事が出来るのです。
もちろん、ローマ帝国時代の町全体が残るポンペイ遺跡やエルコラーノ遺跡も大きな見どころ。
南イタリアは歴史や遺跡好きにもワクワクするところです。

ポンペイの遺跡

いかがでしょうか?

南イタリアの魅力5つ
  1. 温かい人々に出会える
  2. 温暖な気候で一年中楽しめる
  3. パスタ、ピッツァ、トマト、オリーブオイルなど美味しいものがたくさん
  4. ヨーロッパのリゾートも楽しめる
  5. 古代遺跡にも出会える
沢山の魅力を抱えた南イタリア。これなら南イタリアに行かない理由がないですね!

南イタリア観光主要都市のおすすめ度

南イタリアでよく訪れられる街・・・ナポリ、カプリ、アマルフィ海岸、アルベロベッロ、パレルモなど、それぞれ魅力があるのですが、各都市は離れているところもあり、全てを一気に回るのはなかなか大変です。
そこで、各町のスタッフおすすめ度と観光時間や見所などを紹介しますので、訪問都市選びの参考にしてください。

ナポリ

おすすめ度 3.0
ナポリ

ナポリへは飛行機で入ったり、ローマから列車で入ったり、南イタリアの玄関口になる都市です。
スタッフも大好きな街ですが、敢えておすすめ度を3としたのは、その観光のしずらさからです。
大都市なだけに、渋滞も多くカオスの街。空港や駅までの移動にも時間が掛かります。
落ち着いた雰囲気やこじんまりとした街が好きな方は、そのままソレントやアマルフィ海岸へ移動し、そこを拠点にアマルフィ海岸やカプリの観光をするのも良いでしょう。
一方、活気がある雰囲気が好きならば、もちろんナポリもおすすめ。
卵城があるサンタルチア付近、スパッカナポリがある旧市街を散策して、半日かかります。
またおすすめは地下都市ツアー。ギリシア時代は採石場として、ローマ時代は水路として使用された場所で、2時間のガイドツアーがあります。
地下都市を入れると丸1日の観光時間が必要になります。もちろん、本場のピッツァやモッツァレッラチーズなどの食の楽しみもお忘れなく!

カプリ

おすすめ度 5.0
カプリ

ナポリから高速船で45分。気軽に行けるリゾート地として人気です。
青の洞窟がある島として知名度が高いのですが、カプリは青の洞窟だけでなく、ファラリオーニ奇岩、アウグストゥス公園、ソラーロ山などの自然の見どころも多く、楽しみがいっぱい。 また高級リゾート地なので、ブランドものや小さなカプリ名産のお店もたくさんで、ショッピングも楽しめるところ。それぞれの目的で訪れて満足できるためおすすめ度は5!
青の洞窟とちらりと散策程度ならば半日強でも観光が可能ですが、青の洞窟の予備日とその他の観光をしながら島内でゆっくりするためにも是非1泊がおすすめ。

アマルフィ海岸

おすすめ度 4.5
アマルフィ海岸

日本でもすっかりお馴染みになったアマルフィ海岸。美しい海岸線と小さな街々のコンビネーションを楽しみたい方にお勧めな地域です。
ポイントは2つ。
一つ目はアマルフィ海岸とはアマルフィの街だけではないことを心得ておきましょう。ポジターノやラヴェッロなどの風光明媚な街も巡り、船や車を色々利用し海岸線の街を訪問すれば、アマルフィ海岸を満喫できること間違いなしです!
逆にアマルフィの街だけを訪れれば、物足りず「がっかり」になってしまうことも。
二つ目は混雑と渋滞に注意です。
アマルフィ海岸はリアス式海岸沿いの細いくねくね道が続くところ。7-8月のハイシーズンは、観光客の車やバスで渋滞が起こります。
特にハイシーズンの土日や混雑する時間帯を避けるなど、注意して計画を立てましょう。
専用車であれば、海岸沿いの街をいくつか巡り1日で観光は何とか可能ですが、丸2日時間を取って、少なくともアマルフィ、ポジターノ、ラヴェッロの3か所は是非訪問しましょう。

マテーラ

おすすめ度 4.5
マテーラ

マテーラは近年観光ブームの街。2019年は前年に比べて30%外国人の観光客が増えました。
以前はほとんど知られることのなかった街も観光化とともに街並み、ホテルなども整備されてとても観光がしやすくなっています。
洞窟住居で知られる別世界に来たかのように思わせる不思議な空間の街。公共交通機関の便が悪いため車を利用することがおすすめです。
その点をマイナスしても見る価値あり!サンタ・マリア・デ・イドリス教会など幾つかの洞窟教会と大聖堂、展望台からのパノラマと街の散策をするならば2時間前後で可能なので、車で1時間のアルベロベッロの街から半日観光、またはナポリ近郊からアルベロベッロへ車で移動する際にマテーラに立ち寄り観光しながら移動することもできます。
ただ雰囲気をたっぷり味わうために、夕暮れの洞窟住居のパノラマを見たり、洞窟住居を改装したホテルに泊まれば、マテーラをさらに満喫できます。

アルベロベッロ

おすすめ度 4
アルベロベッロ

とんがり屋根のお家が連なる村で有名なアルベロベッロ。おとぎの国のような独特な街並みを一度見てみたい!と思って遠くから訪れる人々も多いのです。
もちろん素敵なところなのでおすすめ度は高いのですが、難点は交通の便が悪いこと。ローマやフィレンツェなどの観光主要都市から離れているので、ハイライトを短時間で周遊したい場合に、アルベロベッロを組み込むのは少々きつい日程になってしまいます。
そして、観光客とお土産屋さんなどで賑わい過ぎてしまっていて、その点少しマイナスなので、星4つです。
小さな村を散策観光するので、2時間程度で観光は可能です。
とんがり屋根のトゥルッリに宿泊すれば、アルベロベッロの雰囲気もたっぷりたのしめるので、その場合は1泊しましょう。

タオルミーナ

おすすめ度 4.5
タオルミーナ

遠いシチリアで、カターニア空港から車で1時間掛かりますが、一度到着すれば遺跡に囲まれた素敵な街並み、高台からのシービューのパノラマ、などなど、素敵なヨーロッパリゾートが味わえます。
街やビーチでのんびりしたり、カターニア、シラクサ、エオリア諸島と合わせて周遊プランを組んだり、楽しみ方はいろいろです。
街を見学するだけならば、ギリシャ劇場を含み2時間程度で可能ですが、タオルミーナの良さを味わうためには宿泊してゆっくり楽しみましょう!

パレルモ

おすすめ度 3.0
パレルモ

シチリア島で一番大きな町であるパレルモ。歴史が詰まっていて活気のあるところです。
魅力はたくさんなのだけれど、ナポリと同様、町のサイズも大きめで喧噪もあるため旅行者にとって少々回りずらいところがマイナス点となっています。
島外からの航空便が到着するのは、このパレルモまたはカターニアなので、交通の拠点となるところです。
見どころは、大聖堂、ノルマン二宮殿、パラティーナ礼拝堂、などアラブやノルマン様式の建築物、町の散策や市場の見学を含めて丸1日は費やしたいところ。
近郊にあるモンレアーレのモザイクもおすすめですが、こちらを入れるとさらに半日は追加になります。

いかがですか?是非コース作りの参考にしてくださいね。
また小さな街々のおすすめは、次のモデルコースの中で紹介いたします。

南イタリアのコースを作る時のポイント

南イタリアには、訪問したい魅力的な街がたくさん!
ただ難点として、「ナポリ以南は交通の便が悪い」という点です。
列車の交通網が発達していないので、北イタリアのように、各主要都市間を列車で移動しながら、近郊都市への日帰り観光を繰り返す、という方法は難しくなります。
完全フリー旅行を希望の方も、時間が限られている場合は予算と相談しながら、必要なところは専用車も利用する、という方法で効率的に移動することが大切です!

それでは、南イタリアのおすすめモデルコースとその他お勧めの都市をご紹介します!
観光の時間配分や移動の所要時間もお知らせしますので、日程作りの参考にしてください。

おすすめモデルコースとお勧め都市

まずはローマとカプリ、アマルフィ海岸を周遊するおすすめコースです。

①ローマ・カプリ・アマルフィ海岸を6泊で周遊!

コースのポイント

このコースでは、ローマとバチカン市国の観光に丸2日間かけた後、カプリとアマルフィ海岸を3日間で満喫する王道コースです。
カプリとポジターノを結ぶ高速船は冬は運航していないこと、またカプリやアマルフィ海岸はリゾート地でもあることから、4-10月のシーズンにおすすめのコースです。

このコースのお勧めの街  ポジターノ

おすすめ度 4.5
ポジターノ

ポジターノを訪れなければ、アマルフィ海岸を見たとは言えない!と言ってよいほど、ポジターノはアマルフィ海岸を象徴する街です。
上の写真スポットはアマルフィ海岸の写真としてよく取り上げられますが、こちらもポジターノから見た風景。風光明媚な景色を眺めたり、小道を散策したり、ビーチに行ったり、アマルフィ海岸の素敵なリゾートを楽しめます。
時間がなければ、街の入り口からビーチまで坂道を下って1時間程度で観光も可能。1-2泊取れる方は是非ポジターノに宿泊しながら近郊の観光も楽しみましょう。ポジターノには、ラグジュアリーホテルからB&Bまで目的に合わせたホテルがあります。

このコースのお勧めの街 ラヴェッロ

おすすめ度 4.0
ラヴェッロ

アマルフィから車で30分の所にある高台の街、ラヴェッロ。
ここから見るアマルフィ海岸の絶景は息を呑むほど素晴らしく、アマルフィ海岸の大きな魅力の一つです。
高台の街なので、ビーチはすぐそばにはありませんが、私達日本人は海水浴目的の人はあまりいないので、アマルフィやポジターノに比べて若干人が少なめの落ち着いたこの街に泊まってみるのも一興です。また「泊まって良かった!」の声も多く聞かれます。
見どころは、絶景が望める上の写真のルーフォロ荘やチンブローネ荘、大聖堂周辺の旧市街です。
ちらりとパノラマ鑑賞であれば、小一時間で観光をすることができます。

ルートマップ

列車と高速船を活用して周遊できるフリー旅行者にも便利なルートです。

周遊ルート1
グーグルマップでルートを見る

モデルスケジュール

日 程
1 日本または他都市よりローマへ移動。
【夜】ローマ着。
ローマ泊
2 終日ローマ市内観光。 スペイン階段、トレビの泉、コロッセオ、パンテオン、ナヴォーナ広場などのハイライト観光地を観光しましょう。移動も考えると一日見ておく必要があります。
ローマ泊
3 午前中でバチカン博物館とサンピエトロ寺院の観光をしましょう
2つの観光箇所で半日は必要です。
午後は街の散策やお買い物などでゆっくり。
ローマ泊
4 8時頃にホテルを出発。
9時頃の高速列車でナポリへ (約1時間10分)
ナポリ駅に到着したら、ナポリ港へ移動。
移動を考慮して、ナポリ駅に到着してから1時間後の高速船に乗船できると考えましょう。
11時過ぎの高速船にてカプリへ(約50分)
お昼頃にカプリ到着。ホテルが港のそばでない場合、スーツケースは港のポーターさんへ預けて軽になり一番に青の洞窟観光へ出かけましょう! 観光時間は混雑具合によります。
その後は、ランチ、そのほかの散策でカプリを楽しみましょう。
カプリ泊
5 朝、9時頃にホテルを出発
カプリ地区、またはアナカプリ地区のホテル滞在の場合は、タクシーやケーブルカーに乗って港まで向かうので、船出発1時間前の余裕が必要です。
10時頃の高速船でポジターノへ(約30分)
※この日に青の洞窟の再チャレンジをしたい方は、午前中はカプリで時間を取り、午後にポジターノへ移動しましょう。
ポジターノ港に到着したらホテルへ。港を含む旧市街は車が入れませんので、スーツケースはポーターさんに運んでもらうのが得策です。
その後はポジターノ散策観光を楽しみましょう。夕方まで半日強観光の時間があります。
ポジターノ泊
6 この日は終日アマルフィ海岸の観光をしましょう。
ポジターノからアマルフィまでは船にて。海から見るアマルフィ海岸も見逃せません。
アマルフィの市内散策観光とランチ。アマルフィの旧市街は大聖堂を含めて1-2時間で可能です。
午後は、市バスにてラヴェッロへ(バスにて30分)
ラヴェッロの観光はチンブローネ荘またはルーフォロ荘のどちらかでパノラマを堪能し、旧市街の散策観光をしましょう。
帰りは専用車でポジターノへ戻るのが便利ですが、アマルフィ経由でバスを乗り継いで戻ることもできます。
ポジターノ泊

②アマルフィ・マテーラ・アルベロベッロを専用車にて3泊で周遊!

コースのポイント

このコースでは、交通の便が良くないアマルフィ以南を専用車にて繋ぐコースです。
時間がない方、費用よりも効率さを取りたい方に最適な、スムーズな行程になっています。

このコースのお勧めの街 チェターラ

おすすめ度 3.5
チェターラ

チェターラはアマルフィ海岸の中で一番観光化されていない、のどかな漁村の雰囲気を味わえるところです。
7-8月でなければ海水浴客も少ないので、のんびりした美しい風景を楽しみたい方にお勧め。
またチェターラでは、アマルフィ海岸一、おいしい魚介類が食べられるところなので、グルメな方にも外せません。
チェターラ名物のコラトゥーラと呼ばれるイワシの魚醤を使った美味しい料理を食べるためだけでも、チェターラに行く価値ありです。
アマルフィ海岸のハイライトは、アマルフィ、ポジターノ、ラヴェッロなので、チェターラはおすすめ度3.5となっていますが、時間にゆとりのある方は是非!

旅行アドバイザー旅行アドバイザー

チェターラはあまり日本人に知られていない隠れ家的なスポット。コラトゥーラのお土産を持って自慢しちゃいましょう。

ルートマップ

アマルフィ~マテーラ~アルベロベッロは交通の便が悪いので、車にて短時間で周遊するルートです。

周遊ルート2
グーグルマップでルートを見る

モデルスケジュール

日 程
1 【朝】8時頃、ローマホテル発、駅へ
9時ローマ発の高速列車にてサレルノへ(所要時間1.5時間)
10時半頃サレルノ着後、専用車にてチェターラへ(所要時間約20分)
11時過ぎにチェターラ到着後、チェターラ小散策とランチ
有名なコラトゥーラのパスタやシーフードなど漁村ならではのお料理を楽しみましょう。
その後、アマルフィへ
アマルフィ到着後は、アマルフィの市内散策観光を楽しみましょう。
大聖堂、天国の回廊、旧市街を1-2時間程度で観光が可能です。
アマルフィ泊
2 この日は終日アマルフィ海岸の観光をしましょう。
アマルフィからポジターノまでは船にて(所要時間約30分)。海から入るポジターノは、最高の絶景が見られます。
ポジターノの市内散策観光とランチ。ポジターノの旧市街は1-2時間で観光可能です。
ランチ後は、アマルフィへ。
船、バス、専用車などの選択があります。7-8月はバスが大変混みあうので気を付けましょう。
午後は、アマルフィから市バスにてラヴェッロへ(バスにて30分)
ラヴェッロの観光はチンブローネ荘またはルーフォロ荘のどちらかでパノラマを堪能し、旧市街の散策観光をしましょう。
夕刻再び市バスにてアマルフィへ
アマルフィ泊
3 8時頃にアマルフィホテルを出発。
専用車にてマテーラへ(約3時間)
マテーラに到着したら、マテーラサッシ地区の散策観光とランチ。
洞窟教会やドゥオーモ、展望台などを見学して3時間程度で観光が可能です。
その後、専用車にてアルベロベッロへ (約1時間)
アルベロベッロ到着後はホテルにスーツケースを置いて、アルベロベッロ市内観光へ!
夏場は夕方8時過ぎまで明るく、アルベロベッロの観光も2時間程度で可能なので、この日に頑張って観光できます。
トゥルッリの住居が並ぶアイア・ピッコラ地区と、お店が並ぶモンティ地区を見学。
※時間に余裕がある方は、この日はゆっくりマテーラを見学して、翌日アルベロベッロを観光しても良いですね。
アルベロベッロ泊

次のモデルルートは、カプリもアマルフィもアルベロベッロもシチリアも全部見たい!という欲張りな方に、短時間でハイライトを回るコースです。
料金を多少でも抑えたい方のために、長距離は列車利用の裏技もお知らせします。

③カプリ・アマルフィ・アルベロベッロ・タオルミーナの南イタリアハイライト周遊!

コースのポイント

見どころが散在している南イタリアをどのように回ればよいか?迷われる方も多いはず。
列車、車、船、飛行機を利用して、南イタリアのハイライトを効率よく回るルートをご紹介します。
どの都市も1泊ずつの宿泊となっているので、日にちに余裕がある方は、どこかで連泊してゆっくりしてくださいね。

このコースのお勧めの街 ソレント

おすすめ度 4
ソレント

ソレントは断崖に立つ風光明媚なリゾート地。このコースでは、アマルフィに行く前に立ち寄り観光ですが、ここを拠点にして、近郊の日帰り観光をすることができます。
ソレントの魅力は、単なるリゾート地ではなく、地元の雰囲気がある活気溢れるところです。街の散策を楽しんだり、崖の上からのパノラマ、海から町方面のパノラマなどいろいろな角度からの風景を楽しみましょう。

旅行アドバイザー旅行アドバイザー

ナポリに滞在する代わりに、ソレントに滞在してポンペイ(列車にて40分)、カプリ(高速船にて20分)、アマルフィ海岸(船またはバス)の日帰り観光をするのもリゾート気分を楽しみながら満喫できる裏技コースです。

ルートマップ

船、車、飛行機を利用して周遊する欲張りコースです。

周遊ルート3
グーグルマップでルートを見る

モデルスケジュール

日 程
1 【朝】8時過ぎ、ナポリホテル発、港へ
ナポリ発、高速船にてカプリへ(所要時間約50分)
※シーズン中は青の洞窟が混みあわない10時前に到着するのが理想です。
9時過ぎにカプリ到着。ホテルが港のそばでない場合、スーツケースは港のポーターさんへ預けて軽になり一番に青の洞窟観光へ出かけましょう! 観光時間は混雑具合によります。
その後は、ランチ、アウグストゥス公園からのパノラマなどカプリ観光を楽しみましょう。
夕方はショッピングをしたり、街の散策などで一日楽しめます。
カプリ泊
2 9時過ぎにホテル発、港へ
10時過ぎの高速船にてカプリ発、ソレントへ(所要時間20分)
ソレント着後、市民公園からのパノラマと市内の散策。(簡単に小一時間で)
その後、専用車にてポジターノへ(所要時間約40分)
ポジターノでは、市内散策とランチ。小一時間で旧市街の散策が楽しめます。
午後3時頃、ポジターノ発、専用車にてアマルフィへ(所要時間約30分)
到着後は、ホテルに荷物を置いてアマルフィ散策観光へ!大聖堂、天国の回廊、旧市街散策観光で2時間程度で可能です。
夜は海辺の眺めの良いレストランでディナー。
アマルフィ泊
3 9時頃アマルフィホテルを出発。
専用車にてアルベロベッロへ(約4時間半)
アルベロベッロに到着したら、さっそくアルベロベッロの観光とランチへ!
トゥルッリがひしめく村は1-2時間程度で回ることができます。
美味しいプーリア州のパスタやワインも忘れずに!
アルベロベッロ泊
***長距離区間を列車利用する場合は***
【朝】8時過ぎ、アマルフィホテル発、サレルノへ(専用車かバスにて)
9時半の急行列車にてサレルノ発、ターラントへ(所要時間3時間半)
ターラント駅着後、アルベロベッロへ(専用車にて約1時間)
14時にはアルベロベッロに到着しますので、その後ゆっくり観光ができます。
費用も長距離を専用車にて走るより節約可能です。
またサレルノからターラントの列車は知られていないルートですが、実は乗り換えがないので便利です。
4 8時頃アルベロベッロホテルを出発。
専用車にてバーリ空港へ(約1時間)
11時頃の飛行機にてバーリ発、カターニアへ (所要時間1時間15分)
カターニア到着後、専用車にてタオルミーナへ(所要時間1時間)
13時半頃タオルミーナに到着。タオルミーナの観光へ出かけましょう!
ギリシャ劇場、旧市街の散策は1-2時間程度で回ることができます。

タオルミーナ泊
※午前中発の航空便はシーズン中のみ。バーリ⇒カターニアの便は週に3-4便です。日程作成の際に確認してください。

④ローマ・マテーラ・プーリア州を5泊で周遊!

コースのポイント

このコースでは、ローマから一気に南下し、プーリア州、バジリカータ州の街々を巡るルートです。アルベロベッロからは専用車を利用するので短時間にたくさんの街を巡ることができます。
専用車をなるべく利用せずに料金節約をしたい方は、⑤のバスで回るコースをご覧ください。

このコースのお勧めの街 オートラント

おすすめ度 4.5
オートラントの海

イタリア最東端の街なだけに、バーリやアルベロベッロからも遠い!
ただ一度訪れた人は、その海の美しさと素敵な街並みを見て「来てよかった!」と思う事間違いなし。
まずは旧市街の散策。オートラントの大聖堂には、ヨーロッパ最大の見事な床モザイクと地下聖堂があるのです。
こんな小さな街にこんな素晴らしいものがあるのかとびっくりするくらい。
その後、小道の散策や、アラゴン城を見学した後は、海沿いの遊歩道を散歩しましょう。アラゴン城から海に向かって進むとバスティオー二と呼ばれる城壁先端部分の展望台があります。そこからはオートラントの海の絶景がみられます。
素晴らしい海の色と旧市街のコントラストが何といってもおすすめ。
またこの地区には一番新しいおしゃれなカフェが並びますので、海を見ながら一休みがおすすめ!

オートラントの絶景スポット

オートラントの観光時間は、上記のようにゆっくり散策をして2時間程度で済ますことが出来ます。

ルートマップ

ローマからバーリまでは高速列車で移動し、その後、アルベロベッロを拠点に周辺の日帰り観光をするルートです。

周遊ルート4
グーグルマップでルートを見る

モデルスケジュール

日 程
1 日本または他都市よりローマへ移動。
【夜】ローマ着。
ローマ泊
2 終日ローマ市内観光。朝はバチカン博物館とサンピエトロ寺院。午後は、コロッセオ、トレビの泉、スペイン階段などを精力的に回りましょう。
一日でハイライトと博物館を回るのは少しハードになりますので、時間がある方は2日間取るとよいでしょう。
ローマ泊
3 朝7時頃ローマホテルを出発。
8時過ぎローマ発の高速列車にてバーリへ(約4時間)
12時過ぎにバーリ着後、専用車にてアルベロベッロへ。(所要時間1時間)
13時過ぎにアルベロベッロに到着したら、ランチとアルベロベッロ市内散策観光へ!
アルベロベッロの村はトゥルッリの家並みなどを見ながら2時間程度で観光が可能です。
お食事はプーリア州の郷土料理で楽しみましょう。
アルベロベッロ泊
4 この日は専用車にて終日周辺観光へ。
9時頃アルベロベッロ発、マテーラへ(約1時間)
10時頃マテーラ着後、マテーラ散策観光へ。
マテーラの見どころは岩窟教会と洞窟住居。サンタ・マリア・デ・イドリス教会やサンタ・ルチア・アッレ・マルヴェ教会、洞窟住居の街巡り、大聖堂などで、2時間程度。ここでランチも取りましょう。
13時過ぎにマテーラ発、白い村の一つマルティーナフランカへ(所要時間1時間)
マルティーナフランカの見どころはバロック様式のサンマルティーノ教会、サンドメニコ教会、そして街の散策で雰囲気をたっぷり味わうことです。 1時間ほどで軽く散策しましょう。
その後、オストゥーニへ(所要時間約40分)
16時頃オストゥーニ着後オストゥーニ旧市街の散策観光をしましょう。オストゥーニの見どころは、その可愛らしい白い街並みを散策したり写真を撮ったりすること。
大聖堂そばの展望台からのパノラマも忘れずに。
1時間程度で散策可能です。
18時頃、アルベロベッロ帰着
アルベロベッロ泊
5 この日は専用車にてレッチェとイタリア最東端のオートラントへの観光です。
8時半頃アルベロベッロ発、専用車にてレッチェへ (所要時間約1時間20分)
10時頃レッチェ到着後、レッチェ市内観光へ!
バロック建築目白押しのレッチェの旧市街。メインストリートのリベルティーニ通り、ドゥオーモ、サンティレーネ教会、サントロンツォ広場の遺跡、サンタクローチェ聖堂など
をコンパクトに見て2-3時間でも可能です。ランチもレッチェで。
昼食後にオートラントへ(所要時間約40分)
到着後、オートラントの市内散策観光へ。
見どころは、何といっても美しい海、大聖堂がある可愛らしい旧市街、アラゴン城。オートラントは小さい町なので、1-2時間で観光が可能です。
その後、アルベロベッロへ(所要時間約2時間) 18時頃アルベロベッロ着。 アルベロベッロ泊


旅行アドバイザー旅行アドバイザー

料金節約派方は、トゥルッリ・リンクというバスでアルベロベッロ近辺の小都市をある程度回ることもできます。
下のモデルルートです。

⑤ローマ・プーリア州を列車とバスにて4泊で周遊!

コースのポイント

このコースは、専用車を利用せずに公共交通機関でプーリアを周遊するアイデアなので、完全フリー旅行の方向けです。トゥルッリリンクというトレ二イタリアから出ているバスを利用します。

このコースのお勧めの街 ポリニャーノ・ア・マーレ

おすすめ度 4
ポリニャーノ・ア・マーレ

プーリア州の海沿いにあるこの町の目的は何といっても海と断崖に建つ街のパノラマ!
下の地図の絶景マークではいろいろな絶景が見られます。

ポリニャーノ・ア・マーレ地図
絶景ポイント巡りと旧市街の散策を小一時間にて可能です。
素敵な街並みをそぞろ歩きしながら、絵になる街角を見つけてください!
ポリニャーノ・ア・マーレの旧市街

ルートマップ

ローマからバーリまでは高速列車にて。
バーリ~アルベロベッロの移動、そして4日目の終日観光は全て市バスで移動するルートです。

周遊ルート5
グーグルマップでルートを見る

モデルスケジュール

日 程
1 日本または他都市よりローマへ移動。
【夜】ローマ着。
ローマ泊
2 終日ローマ市内観光。朝はバチカン博物館とサンピエトロ寺院。午後は、コロッセオ、トレビの泉、スペイン階段などを精力的に回りましょう。
一日でハイライトと博物館を回るのは少しハードになりますので、時間がある方は2日間取るとよいでしょう。
ローマ泊
3 朝7時頃ローマホテルを出発。
8時過ぎローマ発の高速列車にてバーリへ(約4時間)
12時過ぎにバーリ駅着後、駅前から出ている公共バスにてアルベロベッロへ。(所要時間1時間)
14時頃にアルベロベッロに到着したら、ランチとアルベロベッロ市内散策観光へ!
アルベロベッロの村はトゥルッリの家並みなどを見ながら2時間程度で観光が可能です。
お食事はプーリア州の郷土料理で楽しみましょう。
アルベロベッロ泊
4 終日市バスにてプーリア州の街を日帰り観光
10時半頃にホテルを出発。
11時頃、アルベロベッロ発の市バスにてマルティーナフランカへ(所要時間25分)
11時半マルティーナフランカ着後、散策観光
マルティーナフランカの見どころはバロック様式のサンマルティーノ教会、サンドメニコ教会、そして街の散策で雰囲気をたっぷり味わうことです。 1時間ほどで軽く散策、そして軽いランチもしましょう。
13:10の市バスにてマルティーナフランカ発、オストゥーニへ(所要時間50分)
14時にオストゥーニ着後オストゥーニ旧市街の散策観光をしましょう。オストゥーニの見どころは、その可愛らしい白い街並みを散策したり写真を撮ったりすること。
大聖堂そばの展望台からのパノラマも忘れずに。
1時間程度で散策可能ですが、バスの出発時間にあわせてお茶などをしながら調節してください。
16時の市バスにてオストゥーニ発、ポリニャーノ・ア・マーレへ(所要時間45分)
16:45ポリニャーノ・ア・マーレへ着後、ポリニャーノ・ア・マーレへ散策観光。
17時半の市バスにてポリニャーノ・ア・マーレへ発、アルベロベッロへ(所要時間約1時間)
18時半頃、アルベロベッロ帰着
アルベロベッロ泊

いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介したルート以外にも、シチリアやサルデニア島の周遊コースなど、モデルルートはまだまだ数多くあります。
企画アドバイザーにコースを作ってもらいご旅行されたい方は、どうぞお問合せ下さい。