どこに行く？どこに泊まる？イタリア家族旅行
家族旅行で気をつけるポイント
行き当たりばったりの旅は × ！
一人旅では楽しかったり、冒険気分が味わえる行き当たりばったりの「ぶらり旅」ですが、家族旅行の場合はリスクが大きいのでおすすめしません。
未知の事が多い海外旅行は、特に事前の下調べが大切。
大人数で行く家族旅行はきちんと計画を立てておくことが、行ってからあたふたしたりしないコツです。
予め手配旅行会社に頼んで計画を立ててもらうのも良し、自分達で自由時間を多く過ごす場合も、
「どこに行くか」「何をするか」は、皆の意見をまとめて予め決めておきましょう。
またレストランや美術館なども、大人数の場合はいきなり行って満席・締め切りなどではいる事が出来ない場合もあります。
行きたい所が決まっている場合は、予め予約を入れておくと安心です。
家族喧嘩にならないように！
大人数だとそれぞれの意見や希望が異なり喧嘩になる事もあり得ます。
せっかくの楽しい海外旅行も喧嘩ばかりでは台無し。できるだけ避けたいものです。
まとめ役の人が疲れてしまわないように参加者皆さんで協力するのが一番です。
- 旅行中は特に相手に広い心を持つように心がけましょう。
- 皆の希望、意見を組み入れて、全体を通して皆が楽しめるようにしましょう。
- どこに行くかを決めるのに揉めないように、予め予定を組んでおきましょう。
- 自由時間があるときは、安全な場所で別行動をする方法もありです。
私共の「コーディネーター同行」プランも、まとめ役の方の負担も減リ、安全で楽しい旅行が出来るのでおすすめです。
体力の弱い人に合わせた旅行計画を！
ご高齢の祖父母世代や、小さなお子様が一番体力が弱く疲れやすいはず。
旅行の計画を立てるときは、詰め込み過ぎてご高齢者やお子様にとってハードになりすぎないように、計画する事が大切です。
イタリア旅行は殆どが周遊型なので、高齢者やお子様の事を考え、連泊にしたり、毎日のスケジュールをゆったり保つ事がポイントです。
安全第一
家族旅行に限らず、海外旅行では安全に楽しく過ごす事が第一です。
家族で過ごすと、他のメンバーに気を使っていて、自分の身の回りの事がおろそかになる場合もあります。
イタリアは身の安全が侵されるような凶悪犯罪はほぼ心配しなくてよいですが、スリや置き引きのような小さな犯罪は、
他のヨーロッパの大都市と同じようにしばしば起こります。
旅慣れていない高齢者の方の身の回り品にも気を使ってあげましょう。
または、はじめから犯罪の少ない小さな街（観光客が少ないところや小さな町は犯罪も少なくなります）でホッとするのも一つの方法です。
ホテル選びのポイント
ホテルの立地を考える
ご年配の方や小さなお子様は、歩くペースもゆっくりで、歩ける距離も限られます。
ただでさえ徒歩観光が多いイタリアでは、ホテルは立地のよい街の中心が必須です。
観光の後、お部屋に戻りお昼寝したり、ほっと一息できるのもご家族旅行では大切なポイントです。
また、ホテルのそばにスーパーがあれば、お子様のためにお菓子、離乳食、おむつなどを揃えたり、何かと便利。
イタリアにはコンビニエンスストアはないのですが、街中に小さなミニスーパーは何件もあります。
あらかじめ調べておくのも手です。
ホテルの部屋を考える
大人数で宿泊するなら、４人部屋や、リビングとベッドルームがありゴージャスな雰囲気が味わえるスイートルームの宿泊もあり！
２人で泊まるなら高くつきますが、大人数で頭割りを考えればスイートルームもそれほど高くなりません。
難点といえば、みんなで一つのバスルームを使わなければいけないこと。
おトイレやお風呂に時間が掛かるのはイヤ、という方は、２つのお部屋が中のドアでつながるコネクティングルームを備えたホテルもありますので、それを予約すればプライベートやお風呂の便利さもありつつ、家族の一体感も保つことが出来ます。
家族旅行・イタリアでどこに行く？
家族旅行のおすすめ観光地といっても、ご年配のご両親との旅行、又はお子様連れのご旅行、など構成メンバーによってかなり変わってきます。
ご高齢者がいる場合は、なるべく徒歩での観光箇所が少ないところがおすすめです。
（但し、ヨーロッパ･特にイタリアは街を保護するために車の進入を禁止している歴史的中心地区が多いため、車での観光が出来ないところも
多くあります。）
３-４人での観光の場合は頭割りも増えるためそれほど専用車の利用も高額にはならないはず。
できるだけ街中では専用車などを効率よく利用して、高齢者の負担が少ないように工夫するのがポイントです。
温泉にゆっくり浸って日常のストレスを癒すのは、高齢の方にとって旅の楽しみの一つです。
温泉国として有名なイタリアで、のんびり観光と温泉を組み合わせて楽しんではいかがですか？
温泉はイタリアには数々ありますが、（トスカーナのモンテカティーニテルメも有名です）
一押しはイスキア島。島のゆったりした雰囲気、散策、自然の温泉などを組み合わせて数日滞在するのがおすすめ。
「絵葉書で見た風景を一度見てみたい」と長い間憧れを抱いている熟年の方も多くいらっしゃいます。
感動する美しい風景に出会う事で一生の思い出に。
町中が遺跡地区のようになっているローマは高齢者の方にも大変人気。
遺跡を歩くのは高齢の方にとって大変ですが、車を利用して周ればコロッセオ、フォロロマーノ、カラカラ浴場、アッピア街道、ローマ水道橋を
疲れることなく見学する事が出来ます。
公共の観光バスでは 考古学中心地区を巡回するアルケオバスもあります。
都会の喧騒から離れ、治安の心配もせずに落ち着いて過ごせる事は、高齢の方を連れての家族旅行でも大切なポイント。
北イタリアのマッジョーレ湖、コモ湖、ガルダ湖畔にあるシルミオーネなどは、家族で過ごすのにも人気の場所。
うなぎや鱒などの湖魚料理もご高齢の方の舌にマッチします。
お子様連れでの家族旅行の場合は、安全かつお子様が飽きずに楽しめる工夫を凝らす必要があります。
ヨーロッパ旅行ではハワイなどのように、お子様向けのアトラクションが充実しているわけではないので、
なかなか難しくはありますが、楽しい乗り物や、美味しいジェラート、自然との触れ合いなどを盛り込みながら日程を組めばお子様もきっと楽しめます。
また５－６歳以上のお子様であれば、壮大な歴史的遺跡や建築物を目にする事、異文化に触れることはそれだけでも、十分な教育的要素があるはず。
フィレンツェをはじめ観光地では、馬車が市内周遊をしています。
都市の観光に子供が飽きてしまったら、馬車観光などのアトラクションを盛り込めばきっと一緒に楽しめるはず。
とんがり屋根の家・トゥルッリが連なるアルベロベッロは、大人同様子供に人気。
おとぎ話の世界に入ったようで、村の散策を家族一緒に楽しめます。
トゥルッリ型の宿泊施設に泊まれば雰囲気も倍増です。
ヨーロッパ最大級のジェノヴァの水族館は、子供はもちろんの事、大人も楽しめる観光場所のひとつで一見の価値ありです。
半日子供達が思いっきり楽しめる水族館で有意義に過ごすのも良いですね。
水族館の周りは港の公園になっていて、空中回転展望台ビーゴや、子供が遊べる遊戯場もあり、お散歩に気持ちいい場所です。
ファミリー向けのホテルや子供向けのアトラクションが充実しているリゾート地、リミニ＆リッチョーネ。
レストランでも子供向けのメニューやドルチェ（お菓子）等の工夫もあり、アトラクションも数多く、
飽きることなくイタリアンバカンスを家族で楽しめます。
イタリアの中でも一番美しい風景を誇るトスカーナ地方を昔ながらの蒸気機関車が走ります。
蒸気機関車の乗車の後に、トスカーナの田舎のアグリツーリズモに滞在する組み合わせも楽しいです。
田舎の宿泊施設として近年外国人にも人気のアグリツーリズモ。中には、家畜を飼っていたり、乗馬･サイクリングを体験できる
アグリツーリズモもあります。
自然と触れ合いながらイタリアを実感できる旅はきっと家族の良い思い出に。
イタリア有名建築家が作った有名かつ奇妙な公園。広大な敷地には、神話の世界に出てくる不思議なモニュメントが並びます。
遠足気分で訪れれば、一日家族で楽しく過ごせる事間違いなしです。
ローマからの日帰り観光も可能です。
