お客様感想
2018年5月体験談
2018年5月19日出発 五十嵐様より
五十嵐様 ローマ・アマルフィ海岸・フィレンツェ・ベネチア・ミラノ周遊 10日間をコーディネート (プランの企画、航空券以外のホテル、レンタカーのお手配、観光など )
1日目 2018年5月19日(土) 天気:晴れ 気温:26℃
都市:ローマ ホテル:The Independent Hotel
ローマ空港からレオナルド・エクスプレスでローマ・テルミニ駅へ。
空港の電車乗り場は聞いていた通り判りにくいが、電車のマークを追って無事にたどり着けた。
一旦ホテルに荷物を預けてから、地下鉄とバスでティボリのヴィラ・デステへ向かう。
地下鉄の券売機でお札が使えず(コインのみ)苦労。
見ていたら、誰かがコインで切符を買って、お釣りができるとお札が使える様になるらしい。
地下鉄からバスに乗り換えるのだが、地下鉄の駅が新しくなったのか、バス停が事前に調べた階と違い少々迷った。
バス停が判ったら今度は切符の購入ができない。
バスが来てしまったので運転手に「切符を持っていない」というと、とにかく乗れと言う。
降りる際に料金を払うのだろうと用意していたら、要らないと言われ、タダで乗ってしまった。いいのだろうか??
着いたら天候は晴れ。
入口は小さくて見つけにくいが、中は広くて噴水がとても綺麗。正体不明の動物(?)の彫刻の口から水が噴き出しているが、それぞれの表情がユーモラスで笑える。
一旦ホテルに戻りチェックインしてからパンテオンにバスで向かう。
バスの切符売り場も判りにくくて、ターミナル内に停めてあったバン(車)で販売していた。
パンテオンは長蛇の列で並ぶのに躊躇したが、並んでみたら進みが早く中を見学できた。
ちょうど何かのイベントが終わった所だったらしい。
夕方はスペイン階段で集合して、ローマのナイトツアーに参加。
アメリカ人の親族の一行と同行。
5月なので開始時間の7:30PMでも明るい。 9:30PM頃に終わるかと思ったら、夕食でアメリカ人家族が延々とお喋り、11:00PMまで付き合うことに。
イタリアのホテルはどこもスリッパが備えてあったのに驚き。 イタリアの標準か、4つ星ホテルだからか?
2日目 2018年5月20日(日) 天気:晴れ 気温:22℃
都市: ローマ→ポジターノ ホテル: Hotel Marincanto
駅のHertzでレンタカーを借りてパエストゥムに向かう。
ところが、Hertzで予約してあった筈の車が無かったらしく、別の車を手配する手続きに45分も掛かった。
その後ガレージに車を引き取りに行ったが手配した代車も無かったらしく、さらに1時間待たされ、結局そこにあった別の車に。
9:00AM出発の予定が11:00近くになってしまった。
このような事が無い様にHertzにしたのに、これもイタリア!?
ドイツのアウトバーン程ではないが、イタリアの高速道路も快適。
公称制限速度は110km/hだが、多くの車が150km/h位でカッ飛んで行く。但し、予想した通りイタリア人の運転マナーは悪く、無理な割込み当たり前、ホーン鳴らしまくり。 所々にスピード自動取締り機があるので注意。
パエストゥムは車でないと行きにくい事もあり空いていた。
古代の遺跡が比較的そのままの形を残していて、遺跡好きの妻は感激していた。 行って良かった!
飛び込む人の壁画は意外と大きかった。
ポジターノに向かう道は日曜だった事もあり渋滞。 反対車線も渋滞している中、バイクが次々とセンターラインをはみ出して猛スピードで走ってくるので危険。
ポジターノの中も1車線しかない狭い道幅に沢山の人が歩いているので、車がなかなか進めなかった。
ホテルの部屋は古いが絶好の立地で、部屋のテラスから海とポジターノの町が一望できる。
夕食のCasa Mele Positanoは小さなレストラン。
マネージャーはホテルオークラのイタリアンレストランに勤めていたそうで、日本語が少し話せる。
シェフのお勧めコースを注文。 一人80ユーロと少しお高いが、テイスティングメニューで少しずつ色んな種類が出てきて、そのどれもが最高。
タコは今まで脇役だと思っていたが、美味しいと思ったのは生まれて初めて。
スタッフの対応も最高レベルで、日本人旅行者にお勧めだと思う。
3日目 2018年5月21日(月) 天気:曇り 気温:24℃
都市: ポジターノ ホテル: Hotel Marincanto
朝、テラスでポジターノの写真を撮ってから、フェリーでアマルフィーへ。
船のスピードが思ったより速く、風が冷たく感じる。
あいにくの曇りだったが、海側から見るアマルフィーは美しい。
SITAのバスに乗ってラヴェロに向かう。
一部、片側交互通行の狭い崖道をバスはスイスイ登って行く。
岐阜の山道に比べれば大した事は無いが、イタリア人の運転マナー(片側交互通行の信号を無視して、途中ですれ違い出来なくなってスタック)にイライラするリスクを考えれば、バスを利用して正解。
ラヴェロに着いたらヴィラ・チンブローネを目指すが、標識も無いし道が判りにくい。
iPhoneのGoogle Mapを頼りに、狭い入り組んだ道を歩いて到着。
並木道を抜けて、テラスにある胸像と海を見下ろす風景が有名らしい。
帰りに途中のカフェで遅めのランチ。 軽めで頼んだつもりのピザが大きかった。
通りにあったクラフトショップでカラフルなロバの置物を購入。 店主によれば、昔この地区に来たドイツ人が住民に焼き物を教える際に身近に沢山いたロバを使ったのだとか。 農耕の象徴であるロバが幸運をもたらすとの言い伝えがあるそうだ。
アマルフィーに戻り、ドゥオーモに行くと階段前が観光客で一杯(自分たちもそうだが)。
外側は煌びやかで、内部はさらに豪華。
十字架がアルファベットの"X"の形をしているので、係員に聞いたら「殉教したギリシャで良く使われていた十字架の形」とのこと。
見学しているとJTBの団体様御一行(バス2台分)に遭遇。
怒涛の嵐を避けるため先に行ってもらった。
帰りのポジターノ行のフェリーに乗ろうとしたら、行き先の違うフェリーに乗る沢山の団体観光客や修学旅行の御一行様で通路が塞がれた状態。 早めに行って乗り場に並んだ方が良いようだ。
夕食は海岸の傍のBucca di Bacco。
前菜のコロッケが良かった。 レモンリゾットとナポリ風タラも美味しい。妻はレモンチェロのカクテルを飲んだのが効いて、ホテルに帰る長い階段を昇るのはキツい様子。雨が降ってきたので途中で一休み。
4日目 2018年5月22日(火) 天気:曇り 気温:22℃
都市: カプリ ホテル: Hotel La Minerva
朝 ソレントまで車で峠を越えて、レンタカーを返した後、高速船でカプリ島へ。
既に海の色が日本の青とは違う。
港に着くと、待っているはずのホテルのポーターがいない。
30分くらい待ってそろそろ電話しようと思ったら、帽子にMinervaと書いてある人を発見。 彼は船を降りた直ぐの所で待っていたらしいが、船長みたいな服装だったので見過ごしたらしい。
ケーブルカーでカプリの町に上ると、ホテルまでの通りは世界の一流ブランドの出店が軒を並べている。
わざわざカプリで買わなくても良いのではと思うが、旅先で気分が大きくなるのは万国共通か?
ホテルにチェックインして荷物を置いた後、青の洞窟へ向かう。
港から船で行く方法と、カプリの町からバスで行く方法があるが、バスを選択。
アナカプリの次の停留所(終点バスターミナル)でGrotta Azzurra(青の洞窟)行きに乗り換え。
港で購入したバスの一日券を持っていたが、別料金との事。 確かにバスの色が違う。
終点の青の洞窟のバス停から階段を下りて、洞窟に入る小舟の列に並んで20分くらい。バスで行って正解。
船で行った人達は、船上で小舟への乗り換え待ちで時間が掛かっている様子。
変わったシステムで、小舟に乗ってから海上にあるボートで入場料を支払う。 天気は曇りだったが、ちょうど明るくなってきた。
洞窟に入ると妻が「すごい!!」と感嘆の声を上げた。
水は驚くほど透明で、光と海水の成分のせいか確かに青く見える。
入口近くは少し緑がかった青色。 短い時間だったが堪能できた。
同乗した同世代の夫婦はフランスから来たそうで、奥さんが日本の生け花を習っているという。
小舟を降りてからしばらく話し込んでしまった。
バスターミナルからアナカプリに歩く道筋のレストランRistorante Le Arcateで食べた海鮮スパゲッティが美味しかった。
太くて短くてコシのあるパスタに、シーフードが沢山入っている。
その後、リフトに乗ってソラーロ山頂へ。
ホテルで貰った地図ではリフト乗り場が少し離れている様に見えたので探したが、実はアナカプリの中にあった。
スキーの板を履かずにリフトに乗るのは変な感じ。
頂上で雨に降られたので、バールでカプチーノとエスプレッソで休憩。
エスプレッソはどこも一口サイズだが、イタリア人はこれをチビチビ飲むのか、一気飲みするのだろうか?
結局判らずじまい。
トラガーラの見晴らし台にある像はどこかユーモラスで、テルマエ・ロマエを連想させる。
カモメが沢山いて、崖に巣を作っていた。
アナカプリからカプリに戻るバス乗り場は大混雑。
青の洞窟に行く時に降りたバスターミナルまで戻って(歩いて5分もかからない)、始発に乗ったのは正解。
小さいバスなので、ここで既に満席状態でアナカプリの停留所で待っている人達はいつまでも乗れない。
一旦ホテルに戻ってから、島の南東の遊歩道を散策。
途中に奇岩や洞窟がある。親にはぐれた子カモメもいた。
ホテルのフロントではぐるっと回るのに1時間くらいと言われたが、上り下りが結構キツく 写真を撮りながらで結局2時間くらい掛かった。
ホテルもスタッフの対応も素晴らしいが、イタリア人の言う事は信用するな?
夕食はカプリの時計台にあるワインバーをホテルで予約してもらったはずなのに、行ってみたら本日はお休み。
やっぱり、イタリア人の言う事は信用するな・・・!
代わりにLa Buca di Baccoで、窯焼きピザが美味しかった。
テイクアウトの人が沢山並んでいたが、ここではデリバリーピザのシステムは無いのだろうな。
ホテルが非常に良かったので、一泊だけなのは残念な気がした。
5日目 2018年5月23日(水) 天気:曇り 気温:23℃
都市: ポンペイ、フィレンツェ ホテル: Palazzo Niccolini al Duomo
アウグスト庭園に立ち寄って、ケーブルカー乗り場に向かうが、どこも団体観光客が道を塞いで思う様に前に進めない。
前夜の大雨で天気が悪くて青の洞窟が閉まってるからか?
高速船をナポリで降りると、今度はしっかり運転手が待っていて、ポンペイへ向かう。
ポンペイのガイドは日本語が話せるレジーナさん。
午前中はかなり雨が降ったそうで、彼女はレインブーツを履いていた。
広大な遺跡の中で、ポイントの見所を歴史の説明付きでガイドしてくれたので良かった。
石畳に残る車輪の轍の跡や、石に開けられた馬止め用の輪、女郎屋への行先を示すマーク等は、ガイドさん無しでは見落としたと思う。
この時代に既に鉛パイプの水道が整備されていたのは驚き。
噴火で亡くなった人の石膏像は、教科書で見た覚えがある。
ナポリに戻って電車でフィレンツェへ。
途中駅も少なく、ローマを過ぎると電車は結構速くて快適。
フィレンツェのホテルはドゥオーモの直ぐ裏手で、部屋の小窓からクーポラが見える。
アルフォルノの塔の入場が8:30PMまでだと言うので、夕日の景色を撮影しようと急いで行ったが、行ってみたら8:00PMで終了したとの事。
「8:30まで受け付けと書いてあったんだけど?」と言うと、受け付けの女性は「インターネットは機械、私は人間。私が正しい」と言う。
イタリアは公式サイトも信用してはいけないらしい。
気を取り直し、ホテルでビステッカが美味しいという Trattoria Gargani を予約して貰う。
壁画の内装で趣のあるお店。
前菜で頼んだポルチー二のサラダも美味。
ビステッカは2人前である事を配慮しても巨大(1kg!)だったが、2人で完食。
夕食の後、行き道で行列が出来ていて気になったジェラート屋さんFontanaでデザートをして本日終了。
6日目 2018年5月24日(木) 天気:晴れ 気温:22℃
都市: フィレンツェ ホテル: Palazzo Niccolini al Duomo
朝から 映画インフェルノの場面を巡るツアーに参加。
他の1組はカナダのトロントから来たというご夫妻。
ご主人は既にリタイアした様だが、奥様は某会社の副社長だとの事で少々派手な雰囲気。
ヴェッキオ宮殿、ダンテの家、ダンテ教会、サン・ジョバンニ洗礼堂 等をガイド付きでまわる。
500人広間に映画に出てきた"CERCA TROVA"の旗は本当にあった!
望遠レンズを持って行って良かった。地図の間の秘密のドアもある。
ダンテのデスマスクの展示や洗礼堂の配置は映画とは違っていた。
ツアーが終わる頃にはドゥオーモ周辺は大混雑。空いていたのでジョットの鐘楼に登る。
414段の階段の途中で休んでいる人もいるので渋滞。
でもポジターノの海岸からホテルに帰る階段と比べれば大した事はない。
鐘楼のテラスからはクーポラが間近に見えるが、金網の柵があるのが残念。
昼からは電車とバスでピサを訪問。
入口の門をくぐると、いきなり白いドゥオーモと斜塔が青空に映え正面に大きく見える。
皆ここで記念撮影。予約した時間までに荷物を預けて、斜塔の中に入ると床が思ったよりも傾いていてふらついた。
斜塔の297段の階段を最上階まで、本日2本目の塔登り。
鐘の釣り棒が傾きに合わせて高さを調節してあるのが判る。
傾きに慣れて、地上に降りると逆に平坦な地面に違和感を覚えた。人間の適応力はすごい。
フィレンツェに戻り、リチャード・ジノリの本店で買い物。
華麗な食器類が美術館の様に展示してある。
カブトムシやクワガタ、セミ等の陶器があったが、どういう気持ちで飾るのだろう? 妻はマグカップを購入してご満悦。
ヴェッキオ橋経由でミケランジェロ広場へ歩く。 最後の坂は、塔を2つ登った後にはキツい。
広場に着くと、夕焼けのフィレンツェを見ようとする人々で既に一杯。あいにく雲が出てきてきれいな夕焼けにはならなかったが、ドゥオーモ、鐘楼、橋を見渡すフィレンツェの夕暮れは美しい。
夕食はサンタ・クローチェ教会の広場に面するRistorante Boccadama。
以前はEnotecaだったらしく棚に沢山の種類のワインが並ぶお店だが、今日はまずはビール。トスカーナワインは落ち着いてから・・・
7日目 2018年5月25日(金) 天気:晴れ 気温:29℃
都市: フィレンツェ、ヴェネツィア ホテル: Hotel Londra Palace
朝一番で予約してあったドゥオーモのクーポラに登る。今日は463段。
途中で座り込んでいる人たちもいる。
中は2重構造になっていて、上に行くに従って狭い階段は斜めになっていく。
煉瓦が崩れにくい様に、所々で縦積みになっている。
あいにくの薄い朝霧だったが、ジョットの鐘楼が正面に、フィレンツェの街並みが見えた。 ここは金網は無い。
その後、ダヴィデ像の本物があるアカデミア美術館へ。
時間予約してあったが、さすがに長蛇の列。待っている間に、妻はチケット交換所でジノリのピノキオの絵柄のマグを購入。
ダヴィデ像はアップで見ると目がハート形をしている。 なぜか手が不自然に大きい。
ストラディ・バリウスの名品等を収める楽器コーナーも見学。
ヴェネツィアへの電車に乗る前に、マーケットで昼食用にランプレドットを買う事を考えたが、あまりの混雑に断念。
電車がヴェネツィアに着くと、ガイドさんが待っていてくれて、水上タクシーでホテルへ。
ホテルは大運河の船着き場の横で、絶好の立地。 部屋も最上階の角部屋で眺めも最高。
夕方からヴェネツィアの写真撮影ツアーに参加のため、先生のSimoneさんとリアルト橋で待ち合わせ。
魚市場に始まり、観光客の少ないヴェネツィアの北側地区で撮影講習。
構図の取り方や、その時感じた気持ちを写すこと、一連の写真に物語性を持たせること等を教わった。
日暮れ時はホテルの部屋のテラスから写真撮影。
夕食はRistrante Al Giardinetto da Severino。昼間ガイドさんに場所を教えてもらったので良かったが、道が入り組んでいるヴェネツィアでは我々だけでは辿り着けなかったかもしれない。
妻はここではイカ墨のスパゲッティと決めていた。 前菜のSpider Crabは甲羅を皿にして盛りつけ、シーフード盛り合わせ、メインのAnger Fishもただ焼いてオリーブオイルかけただけだが、どれも素材の旨さが出ていた。
8日目 2018年5月26日(土) 天気:晴れ 気温:29℃
都市: ヴェネツィア ホテル: Hotel Londra Palace
翌朝早く、部屋の窓から大運河を豪華客船が入港して行くのが見える。
夕方には何隻も出港して行ったので、船旅の中の一日ヴェネツィア滞在というところか。なるほどヴェネツィアが混雑する訳だ。
ドゥカーレ宮殿の内部は、天井や階段の手摺にいたるまで彫刻が施されており豪華。
大評議の間の壁一面に天国の絵。時計の青色が印象的。地下の牢獄へ続く溜息橋から、外のゴンドラが見えた。
サン・マルコ寺院の内部は撮影禁止だが、大勢が無視して撮っている。
モザイク画に金色がふんだんに使われており豪華絢爛。中央祭壇の裏手のパラ・ドーロは、略奪品の金と宝石でちりばめられている。
団体観光客が陣取ってガイドが事細かに説明していたので、近くに寄れるまで20分くらい待った。
テラスに登り、映画インフェルノに出てきた4頭の青銅馬像を見ると、コピーながら青銅表面に付けた傷まで再現してある。
少し市内を歩き、運河をヴェポレットで渡ろうとしたが、小さな停泊所では切符が売っていない。
近くにあった土産物屋で切符を売ってないか聞いた所、ヴァポレット内で買うのだという。
しかし乗船の前に自動改札があるので乗る事は不可能。イタリア人の言う事は信用するな?
仕方なくサン・マルコ広場まで戻って、そこからヴァポレットでサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会へ渡る。
通りにあった工芸品屋さんで赤いヴェネチアングラスのペンダントをお土産に買った。
時計塔の上からサン・マルコ広場の港の入り口を見ると、ここがベネツィアの玄関口であった事が良く解る。
時計塔内部の構造が見られる。時計塔のデジタル表示は当時としては画期的だったと思うが、裏側を見るとハリボテの巨大な糸車。
時計塔からサン・マルコ寺院が良く見えたが、残念ながらこちら側は補修工事中。
サン・マルコ広場に面する老舗のカフェ、Florianで遅めの昼食。
妻は定番のCoppa Caffe Florianを注文。バンドが生演奏している。老舗なのにウェイターの対応が非常に悪くて幻滅。
直ぐに片付けないと、鳩が食べ残しをテーブルの上から盗って行く。
一休みしてから、対岸のサン・ジョルジョ・マジョーレ島へ渡る。
エレベーターで鐘楼の上に登ると、ヴェネツィアの街や島々のパノラマが見える。
再びヴェポレットで移動して、ガイドさんお勧めの場所でゴンドラに乗る。
観光客が少なく静かなコースで満足。住民の家族が犬を一緒に船に乗せてお出掛けする所に出会った。
それにしても、30分で80ユーロなのでゴンドラの漕ぎ手は高給取りに違いない。
少し街を散策した後、ヴェポレットでヴェネツィアを一周。
24時間券でこれだけヴェポレットに乗れたので、経済的だった。
夕食はOsteria alle Testiere。小さなレストランだが、地元で人気があるらしい。
9日目 2018年5月27日(日) 天気:曇り 気温:29℃
都市: ミラノ ホテル: UMA Maison Milano
ホテルの朝食の時に、サン・ジョルジョ・マジョーレ島をバックにゴンドラの良い写真が取れた。
10:00の水上タクシーのお迎えまでホテルの付近を散策。
電車でミラノに移動。
ホテルはドゥオーモのすぐ前のはずだが、入口が小さくて見つけにくかった。
都会ではモバイルWifi接続のGoogle Mapでも、位置が大幅にズレてしまう。
チェックインして直ぐに、大理石の白が美しいミラノのドゥオーモを見学。
フィレンツェとは大きく異なる建築様式。バロックに近い。
テラスに登ると、沢山の尖塔の細かな彫刻が良く解る。
頂上にあるセイント・マイケルが金色に輝いているのが望遠レンズで撮れた。
聖堂内部は厳かな雰囲気で、ちょうど礼拝が始まって香を焚いていた。陽が差し込むステンドグラスが美しい。
地下はドゥオーモを建てる時に見つかった昔の教会の跡。
ドゥオーモ広場の前にあるガレッリアを散策。
この豪華ショッピングモール中央の2階に雰囲気の良さそうなカフェMarchesiを見つけて入ってみた。
もともとお菓子屋さんでカフェもやっている感じ。
ショーケースでケーキを選んで一服。カフェ・アメリカ―ノを頼んだらエスプレッソとお湯が別々にでてきた。
モールを出たところにスカラ座があるが、目立った表示が無くポスターでAidaを上演しているのが判るくらい。
ガレッリア近くのドルチェのお店でお菓子を買いたかったが、行列ができていて時間も無く断念。
ホテルのフロントで教えてもらった16番のバスに乗って、ダ・ヴィンチの最後の晩餐のあるサンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会へ。
聞いていた通り小さな教会で、外見からでは世界的に有名な壁画があるとは思えない。
パトロンからの依頼とはいうものの、ダ・ヴィンチはなぜこの小さな教会の壁画の仕事を引き受けたのだろう?
フレスコ画ではない手法の実験としてだろうか?
中はさすがに厳重に管理されていて、予約時間毎の小集団で幾つかのドアを抜けて壁画のある食堂へ。
壁画は修復されたと言うが、思っていたより鮮やかだった。
それにしても、キリストの足元が昔通路を作るために削られたそうだが、どうなっていたのか気になる。
夕食は出発前にイタリアエクスプレスさんに教えてもらったコトレッタの賞を取ったというレストランに行きたかったが、雨が降り出しそうだったため、ホテルのフロントで別のコトレッタが美味しいと言うレストランRistorante Nabuccoを予約してもらった。
前菜はカルパッチョのトリュフかけ。
日本やアメリカと違ってトリュフの香りが強くトリュフの美味しさを発見。
ズッキーニの花のリコッタチーズ詰めも美味しい。メインはもちろんコトレッタ。
大判のビーフカツだが、美味しいので平らげてしまった。
デザートはお腹一杯なのでデザートワインを注文したら、微炭酸。ああ、これ飲んだことがある!
イタリアに行く前のワイン研究で飲んだStella Rosaだ。マネージャーが 「ビスケットを浸して食べるとおいしいんだ。」と言って、薄めのイタリアンビスケットも用意してくれた。
ホテルに帰る道でモールを通ったら、昼間は気が付かなかったがアーケードの中央からMartiniのネオンサインが見えた。
10日目 2018年5月28日(日) 天気:雨 気温:27℃
都市: ミラノ ホテル: 機中泊
ホテルに朝食用のレストランは無いので全てルームサービス。
これはこれで良いが、日本人には量が多い。
フロントで教えてもらった地下鉄のCadorna駅で乗り換えてマルペンサ・エクスプレスで空港へ向かう。
朝のマルペンサ・エクスプレスはとても混んでいて座れない人も大勢いた。
ミラノ・マルペンサ空港に着いてチェックインしようとしたが、航空会社のカウンターが判りにくい。
自分たちの乗るDelta航空のカウンターは空港の別棟の一番端だった。
そこから空港の反対側のセキュリティチェックに並び、さらに一番端のゲートまで歩く歩く・・・・・。
空港内にはシャトルや動く歩道が全く無いので、移動がすごく大変。今までで使った中では最悪の空港の一つだ。
搭乗の1時間半前には空港に着いたのだが、空港内を走り回ってゲートに着いたら搭乗が始まるところだった。 お土産を買う時間も無かったのが少し心残り。
何はともあれ、大した遅れもなく、無事に戻って来れた。
次の旅の行き先はどこにしようか?
旅の質問
質問1 訪問した都市の中で、どの都市が一番印象に残っていますか?
パエストゥム。神殿の中にも入ることができ、2500年前の生活が身近に感じられる。観光客が少なくゆっくり時間が過ごせるのも良い。
ポジターノ。ホテルのテラスから見た、美しい海と海岸から繋がる断崖に建物が立ち並ぶ絶景は忘れられない。
シーフードも最高に美味しい。レストランCasa Meleで食べたシェフのお勧めコースは、それぞれの量が少しずつでいろんな料理が出てきて、そのどれもが最高の美味しさ。
ラヴェロ、ヴィラ・チンプローネ。 高台にある庭園とそこから眺める海は大変気持ちが良い。
質問2 イタリアはどんな国でしたか?日本と違うと感じたところはありますか?
イタリア人の言う事は信用するな。悪気は無いと思うのだが、地下鉄の最寄駅や切符の売り場等、間違った事を自信たっぷりに教えてくれる。
英語圏の国に比べて、団体観光客が非常に多い。そして、観光名所周辺はどこでも混んでいる。日本より混んでいる気がした。
質問3 お食事やデザート、またおやつでおいしかったものはありましたか
- 毎回パスタはどこも「これがアルデンテ」状態。
- イタリアのトマトは甘い。葉物もそれぞれに味がある。
- ヴェネツィアのSpider Crab(タカアシガニ)
- フィレンツェで食べたジェラートは伸びが良く大変美味。
質問4 気に入ったお土産を買えましたか?お勧めがありましたらご紹介下さい。
ラヴェロで買ったロバの置物。
質問5 何が旅の目的でしたか?それは達成できましたか?
写真撮影がメイン。イタリアは撮りたい風景が沢山。
あいにくと写真撮影に不向きな曇天が多かったですが、雨でなかったのを良しとしましょう。
質問6 今後、イタリア旅行を考えている方にアドバイスをするとしたら?
小銭(コイン)を使う事が意外と多い。地下鉄やバス、チップ等、常に小銭を確保しておくと良い。
旅のご感想もいただきました
全体の感想 = 大変満足
思い通りのツアーを提案して頂けました。日程や、観光場所の細かいアドバイスも頂け、大変満足の行く旅行となりました。
手配対応 = 大変満足
最初から最後まで迅速で丁寧な対応をして頂きました。
まさに旅のコンシェルジェをしていただいているようでした。
ホテル = 大変満足
- ローマ インディペンデントホテル
デラックスルームにアップグレードして頂きました。
屋上で頂く朝食も種類が多く、市内としてはとても眺めが良かったです。 - ポジターノ マリンカント
部屋自体はかなり古い印象でちょっと残念でした。バスルームの鍵がガタガタでインロックしてしまったり・・・。
しかし、お部屋からの眺望は大変良かったです。ホテルのスタッフも親切でした。 -
カプリ ホテルミネルバ
‐こちらもアップグレードして頂きました。とても爽快感のあるホテルで、インテリアのコーディネートも素敵でした。 -
フィレンツェ ニッコリーニアルドゥーモ
クーポラが見える古い建物を改装した隠れ家の様なホテルでした。
ドゥーモの真後ろなので、観光にとても便利でした。 -
ベネチア ロンドラパレス
自分が泊まりたかったタイプのお部屋の中でも、一番良い角のお部屋を頂きました。
テラスからのグランドカナルの眺めは最高です。テラスでの朝食も大変気持ちが良く、ホテルのスタッフも皆さん笑顔の対応でした。 -
ミラノ ウナメゾン
スウィートにアップグレードして頂きました。ドゥーモからとても近く、観光に便利で大変快適でした。
泊まったどのホテルもスタッフの対応が大変良かったです。
ガイドへのコメント
ポンペイでは楽しく色々なお話をして頂きました。
ベニスではベニスでの観光の情報を教えていただき、大変助かりました。
又、ホテルの部屋の設備の確認をして頂いたり、最後電車が出るまで見送って頂いたり、気遣いが嬉しかったです。
美味しいレストラン
ポジターノのCASA MALEというレストランが今回の旅行の中で一番美味しいお店でした。
東京のホテルオークラで働いていたというマネージャーさんが出迎えてくれました。
その他感想
旅の計画を立てるにあたり、何度も何度もご相談させていただきました。
その度に丁寧な説明やご提案、アドバイスを頂き、より良い旅行ができたと思っています。
担当して頂いた中田様には感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。
次回はクロアチアの旅を計画したいと思っています!