もう服装で悩まない!イタリア4月・春の服装はこれ!

現地ガイド
イタリア旅行を予定されている皆さんに、服装のアドバイスを差し上げます。気温やデータを見ただけでは分からない、実際のところをお知らせします!

4月の天気

イタリアの4月、典型的な地中海性の春の気候です。日本の春と同じよう?地中海性気候の特徴は?いろいろ疑問が湧いてきます。

まずは、日本の気温、降水量と、イタリアの各地のデータを比べてみましょう。

イタリア各地と東京の4月の気候を比較

最高気温 最低気温 降水量
東京 19℃ 9℃ 125 ㎜
ミラノ 18℃ 10℃ 70 ㎜
ベネチア 16℃ 8℃ 70 ㎜
フィレンツェ 18℃ 9℃ 67 ㎜
ローマ 19℃ 7℃ 76 ㎜
パレルモ 20℃ 10℃ 46 ㎜

いかがですか? 東京も、イタリアの各都市も、最低気温は大体10度前後、最高気温19度前後と、似たり寄ったりですね。
東京とイタリアの各都市で異なるのは、やはり降水量。イタリア各地の降水量は東京の6割程度です。
月間降水日数としては、4月の東京は10日間。3日に1回は雨が降る計算ですね。
一方、イタリア、例えばミラノの降水日数は月間8日間。ということは雨が降る日も少ないけれど、一回に降る雨の量も少ないことになりますね。
パラパラとした雨が半日程度続くか、普通の雨が数時間、という程度なので、もし雨が降ったとしても観光をするのにそれほど苦にならないと言えますね。

日の長さについても日本とだいぶ異なります。
冬時間も3月最終週で終わり、4月からはぐっと日が長くなりますので、夜は19時半ごろまでは明るくなります。観光にももってこいの季節になります。
ただ、4月は寒い冬と暑い夏の変わり目の季節。そのため、時々寒さが戻って来たり、夏の様に暑い日が訪れたりしますので、その点注意は必要です。

もう、厚いジャンバーやジャケットは不要の季節です。
薄いジャケットがあれば十分で、晴れている昼間は夏の様に日差しが強いので、シャツやカットソー1枚で十分な日もあります。日本と同じ気温でも日差しが強いので、より暑く感じるでしょう。
3月に比べて気温は大分上がりますが、4月の前半はまだ最低気温は低い日もありますので、朝晩の重ね着は必要になります。
一方、4月の後半になると、気温はさらに上がってきます。
降水量については、南部と北部で異なり、北部は若干降水量が多いのに対して、南部はより地中海性気候のため、夏に向けて降水量はだんだん少なくなってきます。

霧も4月になるとほとんど起こりません。
ベネチアのアックアアルタの季節も終わりますので、秋まではアックアアルタは起こることはないでしょう。
4月になると海は波がだいぶ穏やかになりますので、カプリでも青の洞窟のシーズンの始まりです。

4月の服装は?

イタリアの街角の服装をチェックしてみましょう

ツーリストのみほ

イタリアの4月のお天気は東京と大体同じ、ただ日差しが強いので少し暑く感じるということ、それを参考に洋服をもっていけばよいですか?
皆さんどんな服装で観光をしているのでしょうか

在住20年現地ガイド

それでは4月の街角の様子を見てみましょう。
シャツにジャケット、またはシャツやカットソーにカーディガン、という人が多いですね。
もうこの時期からサングラスを掛けている人もいますね。やはり日差しが強いからです。

4月の街角の服装 

何をもっていけばよい?

在住20年現地ガイド

4月の旅行に持っていく洋服は、基本は長袖のシャツやカットソーにカーディガン、又はジャケットでよいでしょう。
晴れていれば、結構暖かく、そして観光をするときにはよく歩きますので、上着も脱ぎたくなることも多いと思います。脱ぎ着ができる服装が一番です。
ただ、朝晩はまだ涼しくひんやりしますので、上着は必ず持参してください。
外国人観光客で、この時期半袖で観光している人も時々見かけますが、体の造りが違うようです。私たちにはまだ半袖は早すぎます。

靴はいつもの通り歩きやすい靴で、ブーツはもう終わりの時期ですね。といってもサンダルはまだ時期が早いです。

日差しが強いので、肌を焼きたくない方は、この時期から日焼け止めクリームを塗ったほうがよさそう。
地元の人はサングラスを掛ける人も多いですが、日本人は欧米人程日差しに弱くないので、私たちにはまだ必要なさそうです。

女性の4月の旅行に適した服装の一例

4月イタリア旅行の女性ワードローブ


ミセスの4月の旅行に適した服装の一例

4月イタリア旅行のミセスワードローブ


男性の4月の旅行に適した服装の一例

4月のイタリア旅行の男性ワードローブ

まとめ

  • イタリアの4月の気温は東京とほぼ同じ。降水量はほぼ6割で、観光にはよい季節。
  • シャツと上着かカーディガン。2枚体制の洋服で基本はOK。
  • 寒さが戻ることもあるので、ジャケットは要持参。

ページの先頭へ