南イタリア・アマルフィ海岸レポート(前半)

アマルフィ海岸の中心地アマルフィ

南イタリアのソレントからサレルノまでの海岸線が世界遺産に登録されているアマルフィ海岸です。
立地状況的にも交通が不便なことから少々行きづらく、団体ツアーで訪れたとしても、簡単に通り過ぎてしまうところですから、個人旅行の醍醐味としてはこのようなイタリアの観光地を制覇したいですよね。
このアマルフィ海岸レポートでは、アマルフィ海岸の中心地となるアマルフィに滞在して、ちょっと足を延ばして行ったラヴェッロやポジターノなど、まさにシーズン真っ盛りの南イタリア・アマルフィ海岸の様子をご紹介します!

いざ、アマルフィへ

アマルフィ海岸の中で最も有名地といえるアマルフィ。日本から直接向かう場合は、南イタリアの玄関口、ナポリ空港を利用します。
そしてナポリ空港からは、スーツケースの持ち運びなど心配無用の専用車にてラクラクとアマルフィへ。ただここでご注意!
くねくね道をひたすら走っていきますから、乗り物に弱い人はナポリ空港到着後には酔い止め薬を服用してくださいね。
ナポリ空港到着便時刻を考えると、アマルフィホテル到着は通常深夜近くになります。
ですから到着後はすぐにぐっすり休んで、翌日から快活にアマルフィバカンススタート!

アマルフィの楽しみ方いろいろ

アマルフィの景観に自分が溶け込んでいることを考えると、ここにいるだけで、たたずむだけで、それだけでもなぜか満足してしまうのがアマルフィ!
ですが、せっかくはるばる遠いアマルフィまできたからには、やっぱり思う存分心残りのないように満喫しないとですよね。
そんなアマルフィの楽しみ方、こんなにたくさんあるんですよ。

沖合からのアマルフィ
沖合からのアマルフィ

●景観の美しさにドキドキ!

アマルフィに着いたらまずは、この景色を堪能!断崖に建物が立ち並ぶこの景観は、アマルフィの特徴ともいえますが、その姿は圧巻で、日本ではまずみられない景色に見てるだけでドキドキです!
海岸線のメインストリートに沿って街の端から端へと歩くだけで、様々な角度のアマルフィが見えるんですよね。
最初はそのインパクトにドキドキしますが、その後は美しさに身も心も癒されますよ!

アマルフィのビーチ
アマルフィのビーチ

●ビーチでのんびりと過ごす

アマルフィへ訪れる多くの人々の一番の目的は、やっぱりなんといっても南イタリアならではの美しい海を楽しむこと!
深く碧い色をしたティレニア海で思い切り泳いでみるのもいいですし、何もせずにただビーチサイドで寝転がって、ぼーっと海を眺めながら過ごすだけでも充実なんですよね。
日本では日焼けを避けて通っている女性の方も、今日だけは・・・と、日焼け解禁!なんて思ってしまうほどの自然の美しさとパワーがアマルフィにはあるんです。

●アマルフィ大聖堂と天国の回廊

有名なアマルフィ大聖堂は、押さえておきたい観光スポット。併設されている天国の回廊は、アラブ風の柱廊が美しくて、大聖堂とともに必見です。
また、ところどころに見られる細かなモザイクも綺麗なんですよ。時間は30分もあれば十分に観光可能です。

天国の回廊
天国の回廊

天国の回廊内のモザイク
回廊中庭と回廊内で見かけたモザイク

●時間を気にせずぶらりと散策
アマルフィ・テラコッタのお店

個人旅行の楽しみは、時間をきにせずに思うままにぶらりと散策へでかけられることなんですよね。
アマルフィにて落ち着いたら、目抜き通りの散策に出かけましょう!女性ならついついお財布の紐もゆるくなってしまうような、かわいい小物などなどたくさん見られます。
《左写真はアマルフィ・テラコッタのお店》
その中でもひと際目を引くのは南イタリア特産のテラコッタのお店です。黄色や緑が目にも鮮やかで、ちょっと足を止めて中を覗くと、ついつい夢中になってアマルフィの思い出に欲しくなってしまうんですよね!
ほかにも南イタリアならではの香辛料のお店やビーズを使った小物のお店などもたくさん見られます。お手頃なレモンやオリーブの石鹸も売ってますので、配りもののお買い物にもいいですよ!

アマルフィ・食料店
アマルフィ地区名産のひとつ、とうがらしがこんな大群で!

アマルフィ土産・レモン石鹸
レモン石鹸は配り物にいかがですか?

アマルフィ土産・タイル時計
街で見かけたタイル時計。アマルフィの思い出に

●レストランでのおいしいひと時!

アマルフィでのお楽しみのひとつに、おいしいシーフードを食べる!これも大切ですよね!
ここで一押しレストラン「ラ・カラヴェッラ」をご紹介。室内は落ち着いた空間で、大人の雰囲気の中でお食事をされたい方にはぴったりです。
また、このレストランは☆はつかないまでも、ミシュランのガイドブックに載っているだけあって、味はおいしいっ!
それだけにちょっとリッチになりますから、ランチでも、ドリンクにアンティパストとプリモピアットは最低頼む必要があると思いますが、おすすめレストランのひとつですよ!

ラ・カラヴェッラ入口
ラ・カラヴェッラ入口

ラ・カラヴェッラのパスタ
シーフードの手打ちパスタ。おいしそうでしょ!!

ラ・カラヴェッラの店内
レストラン内の一角。白とブルーを基調にしているので、爽やかさのある落ち着いた空間です。

●ロマンティックにアマルフィの夜を楽しむ!

日中はビーチでアクティブに楽しんで、夜はまったりと夜景を眺める・・・なんていう過ごし方もここアマルフィでは可能です。
ビーチ沿いには夜中の3時まで営業しているバールもあるくらい、夏のアマルフィは夜も賑やかです。
そこでワインやカンパリソーダなどを飲みながら、ロマンティックに夜景を楽しむのもおつですよ!
日常と全く別空間の中でのこんなひと時は本当に癒されます!!

アマルフィ・海岸通り沿いのバールにて
海岸通りのバール

どこに泊まる?

アマルフィには様々ホテルはありますが、今回はこの2つのホテルをご紹介します。

●修道院を改装した老舗「ルナ・コンヴェント」
ちょっとお高いホテルですが、優雅な気分で南イタリアのバカンスを楽しみたい方には、その条件をしっかり満たしているホテルです。
そしてこのホテルのおすすめポイントは、すばらしい景観の中にあるプライベートプールです!公共のビーチも楽しいですが、特にカップルの方にはこんな宿泊客のみ利用できるプライベートな空間の方がきっと楽しめますよね!
中心地までも徒歩5分くらい。また、ここのダイニングレストランも味・雰囲気共におすすめですよ。

●リーズナブルで観光に便利な「フォンターナ」
ここはとにかく立地が最高です!
アマルフィ大聖堂そして目抜き通りの正面なのです!だから、散策にも観光にもビーチへ行くのにも他の街へ行くのにも、本当に便利なんですよね。
リーズナブルなだけにお部屋もシンプルですが、ご予算をできるだけ抑えたい方にはよいホテルですよ。
そしてこのホテルの一押しは、朝食に無造作に出される焼きたてフォッカッチャ!フロントの女の子が出勤がてらに近くのパン屋さんで仕入れてくる?ようで、できたてのホカホカが用意されます。
ただし、必ずしも毎日出てくるとは限らないと思うので、その点だけあしからず!

ルナ・コンヴェント入口
ルナコンヴェント入口。フロントは建物2階

ルナ・コンヴェントのプライベートプール
ルナコンヴェントの断崖絶壁にあるプライベートプール

ホテル・フォンターナ
アマルフィ大聖堂広場に立つフォンターナ

ホテル・フォンターナの一室
フォンターナの一室。シンプルですが清潔です

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